最新記事一覧

安倍首相の北方領土交渉を危惧する

安倍首相は、プーチン露国大統領の十二月来日時における北方領土交渉に過大な期待を抱いて政府高官を矢継ぎ早に訪露させ、多岐に亘る経済協力を先行協議させてゐる。

しかし、プーチン大統領以下露国政府高官は、経済協力は大いに歓迎するが、領土交渉は妥協の余地はない旨重ねて言明してゐる(その根拠として第二次大戦による正当な領土獲得であり、ロシア憲法においてその範囲を明記してゐる)。

北方領土(千島・南樺太を含め)交渉の中でソ連・露国の主張を終戦処理の事実経過からその不当性を指摘する交渉をせず、最初から弱腰での交渉しか行つて来なかつた経緯が今日のロシアの居直つた立場を引き寄せてしまつたのである。又、軍事的背景のない外交力の弱さも露呈してゐる。即ち、戦後体制の為さしめる結果である。

安倍首相は、功を焦り期限を切つて足許に付け込まれる愚を犯すことなく、従来の交渉姿勢を十分に熟慮反省して平和条約に拘ることなく、改めて長期に亘ることをも覚悟して主権国家としての堂々とした交渉に臨まなければならない。

平成二十八年十一月十日

維新政党新風

本部広報委員会 発信 0000 | 声明 | このページの先頭へ↑