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日ロ平和条約交渉に反対する

わが党は、安倍首相がプーチン大統領との親密振りを誇示して、平和条約締結を進捗しようとしてゐることに対し断固反対を表明する。それは領土主権を放棄する結果であることが明白だからである。

ロシアはいはゆる北方領土について、第二次世界大戦の結果、正式にロシア領になつたと強弁し、その主権を認めるやう迫つてゐる。わが国と旧ロシアとの間には、明治八年の樺太千島交換条約、明治三十八年のポーツマス条約(日露講和条約)によつて領土問題は解決してをり、革命後のソ連もレーニンが千島全島は言ふまでもなく、大正十四年の「日ソ間の関係を律する基本的法則に関する条約」において、「ポーツマス条約カ完全ニ効力ヲ存続スルコトヲ約ス」としてゐる。

然るに侵略主義者スターリンはヤルタ秘密協定で、昭和十六年に締結した日ソ中立条約を破棄する代償として、南樺太は勿論、我が国固有の領土である千島列島の奪取をアメリカに約させたわけである。サンフランシスコ条約でわが国は止む無く千島列島及び南樺太を放棄したが、その帰属は決定せずにソ連が一方的に占拠して今日に至つてゐる。

昭和三十一年、ソ連との間の戦争状態を終結させるための共同宣言が発効されたが、その九項に平和条約締結後に歯舞群島及び色丹島を引き渡す、とされてゐる。安倍首相はこの共同宣言を元に二島返還のみの平和条約締結を目論んでゐるやうであるが、歯舞群島及び色丹島は千島列島ではなく、あくまでも北海道の一部であることを知らねばならない。

ロシアとしては不法占拠してゐる千島列島と南樺太の領有を正当化しようとしてゐるのである。常に法の遵守を主張してゐる安倍首相には、かうした歴史的経緯を十分認識した上で、自らの実績のためだけの平和条約交渉は速やかに断念すべきを強く要望する。


平成三十一年二月八日

維新政党・新風
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